投資資金が潤沢にある場合の投資方法について【投資初心者の悩み】

投資

はじめに

資金があるから投資を始めたいな。

けど、どんな感じで入れていったらいいんだろう。

一括??一か月ごとに分ける??一か月じゃなくて一週間??

どうすれば一番お得なの?逆に、一番危ないのは?

ちょっと計算してみよう。。。

投資資金が潤沢(300万円)にあった場合に、一括、一週間ごとに半年かける、一か月ごとに3年かける投資方法でどのような差が出るのかを計算してみました。

この問題、書籍「ほったらかし投資術」によれば、一括投資が合理的なのだそうです。

ですが、僕の場合、どういう考え方をすればそう至るのかわからなかった為、なるべく元手を切るようなリスク(Case1参照)は避けることを考えて、一か月ごとに3年かけて投資する方がよいと思ってます(勉強します)。価格が順当に上がれば、一括購入との一か月ごととの差は700万円以上になるのですが、一か月投資でもかなり増えています。この場合、すでに増えているので、あまり欲を出しすぎない方がよいと思ったため、上記の結論です。

比較方法

今回も下記のCase1~4において、各投資方法でどのような差が出るのかを計算しています。

図1

S&P500のチャートから、数値を取ってきて、何口買えるのかを計算しています。

なお、上の図は、SPDR S&P500 ETF の基準価格の推移を示しています。

参照元:https://jp.investing.com/etfs/spdr-s-p-500-historical-data

購入方法は、以下の3パターンとしました

  1. 一括300万円で購入
  2. 一週間おきに10万円ずつ30回購入
  3. 一か月おきに10万円ずつ30回購入

投資開始のタイミングから、1年後、3年後、5年後、10年後、13年後の総資産額を①~③の違いで比較しました。

今回、為替の影響は考慮に入れていません。

Case1:2000年頃 2年ほど下がり続ける場合、回復まで7年

図2 横軸は年数

10年たっても元手を取り返せていません。この10年はなかなかに辛いかと思います。

最も利率が高い:一か月ごとに購入した場合

最も利率が低い:一括購入した場合

差額:117万円

Case2:2008年頃 半年間で一気に下がる場合、回復まで5年

図3 横軸は年数

一括購入の3年後までは元手は取り返せていません。3年という期間をどう見るかですが、投資始めたばかりの人にとっては、入れて10%以上損しているわけですから、長く感じるかと思います。

最も利率が高い:一週間ごとに購入した場合

最も利率が低い:一括購入した場合

差額:461万円

Case3:2009年頃 ここから上がり続ける

図4 横軸は年数

上がり続けるのであれば、早い時期にスタートさせておいた方が良いのはそのままです。

最も利率が高い:一括購入した場合

最も利率が低い:一か月ごとに購入した場合

差額:703万円

この差は大きいですが、一か月ごとに投資した場合でも、300万円→1143万円なので、4倍近くになっています。

Case4:2005年頃 何でもない時(投資直後には上りも下がりもしない)

図5 横軸は年数

投資直後は緩く上がり続けますが、一回下がってからまた上がり始めます。3年目でいずれも場合も元手を切ってしまうのは、暴落のためです。

最も利率が高い:一括購入した場合

最も利率が低い:一か月ごとに購入した場合

差額:99万円

まとめ

この記事では、300万円を元手に一括投資と積立投資した場合の損失と利益の値を、これまでの株価の下落、上昇局面に当てはめて計算してみました。一括投資は、当然ですが、やはり市場にさらしている時間が長い分、利益も出やすく、その利益の大きさも魅力的だと思いました。

しかしながら、今私が株価チャートを毎日みてしまい、投資してドンと構えていられない(投資初心者である)ことや、2022年2月からの世界情勢を考えると、2021までと同様に上昇しなさそうですので、一旦、投資に慣れるまでは、積立投資を続けようと思います。その後慣れてきた、ドンと構えられるようになってきた段階で投資してもよいと考えます。

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